実験シリーズ①~④の経過報告まとめ

実験シリーズ①~④の経過報告まとめアイキャッチ。 実験

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定期的に疑問に思った事を実験してきました。経過報告を兼ねて記事をまとめてみようと思います。

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紅葉してしている葉としていない葉の成長の違いはあるのか?<冬の葉挿し実験①>

とあるYouTubeで「紅葉している葉挿しは、紅葉していない葉挿しより成長が明らかに遅い!」と話されているのを耳にしました。そこで、どれぐらい違いがあるのか試してみようと、実験スタートしました。

2023年1月1日実験スタート

寒いと根が出るのが遅くなる為、室内の日差しが当たる所で管理。日差しが当たる所といえど、紅葉がさめるのではないかと思い、見分けがつくように紅葉している葉に黒い印をつけました。

左水有り、右水なし

「根は水を求めてはる」と聞いた事があるので、片方は容器の中に水を入れラップをし、そこから葉を水に浸からないように挿しました。

もう片方は成長点が容器に付くよう伏せるかたちで置きました。

21日目にして変化がありました。
まとめ記事葉挿し21日目
紅葉していない葉(水有り)から初の発根確認
25日目、紅葉していない葉(水なし)から初の発根確認
まとめ記事葉挿し27日目
27日目、紅葉している葉(水なし)から初の発根確認
まとめ記事葉挿し30日目
30日目、紅葉している葉(水有り)から初の発根確認

根が出た順:

①水有り、紅葉していない葉(21日目)

②水なし、紅葉していない葉(25日目)

③水なし、紅葉している葉(27日目)

④水有り、紅葉している葉(30日目)

水有り同士の紅葉していない葉と紅葉している葉で比べると、紅葉していない葉のほうが9日間早い。水なし同士だと、紅葉していない葉が2日間だけ早いという結果になりました。

水があるかないかで結構差がありますね。

ただ個体差がある可能性があるのでそのまま継続して、各3枚の葉が全て発根した順で比べたら、また変わってくるのかもしれないと実験を継続してみたところ下記の順になりました。

果たして追い上げはあるのかな?結果は……

①水有り、紅葉していない葉が全て発根(39日目)

②③水有り、紅葉している葉と、水なし紅葉していない葉が同日に全て発根(42日目)

④水なし、紅葉している葉が全て発根(52日目)

52日目、紅葉している葉(水なし)が全て発根

肉眼でもやっと見えるぐらいのあまりに短い根なので、写真に写そうとしてもボヤけてしまう為、アップの写真は諦めましたが52日目にして各葉挿しが全て発根しました。

水有り同士の、紅葉していない葉と紅葉している葉の差は、紅葉していない葉が9日間優勢でしたが、全て発根となったら3日間だけ早いという結果になりました。

水なし同士の紅葉していない葉と紅葉している葉の差は、紅葉していない葉が2日間だけ優勢でしたが、10日間と差が出てしまいました。

個体差は大きかったです😅

しかし、どちらにしても紅葉している葉は少なからず遅い事その差は水があるか無いかで大きく変わる事は分かりました。10日程度ならそこまで気にしなくても良い気がします。土に植えた場合は成長に違いがあるかもしれません。

今度は土に植えて成長に違いがでるのかどうかを今後試してみたいと思います。

多肉育成は土で紅葉に変化はでるのか?<実験シリーズ②>

土だけでも紅葉に変化はでるのかが気になり、厳選して3種類の土を用意しました。

実験で使用する土

①花ごころさんの「多肉植物&ミニ観葉の土」

②鹿沼土(細粒)

③元肥入り「かる~い培養土」

選んだ理由:

①「多肉の土」はプロが考えた土なので、大きく育ち紅葉も綺麗に染まるのではないかと思い選びました。

②「鹿沼土」は水はけ抜群で、夏場の蒸れと冬場の凍結のリスクを下げてくれるので育てやすさと、水が切れやすいということで、引き締まって綺麗な紅葉を見せてくれるのではないかと選びました。(デメリットは、水やり回数を多めにしないと小さくなる可能性がある事です。)

③元肥入り「かる~い培養土」は、水もちが良く大きく育てるのに良いのではないかと思いました。肥料入りなので紅葉の度合いがあまり良くないのではないかと思います。肥料入りだと紅葉にどんな影響があるのか、比較の為に選びました。

使用する苗は日光不足の苗

ホムセンで、日光不足かつ同じような大きさの苗を購入、上段から順に名無し、火祭り、銘月と並べています。

条件を揃えるべく、同じ長さに根をカットして揃えた。銘月だけカット苗です。

根の長さをカットして揃えた
実験スタート
3日目

3日目にして火祭りが早くも紅葉してきました。 この時季の最低気温は0~3度、最高気温は10度~13度程でした。

直射日光のよく当たる西側の軒下にて管理していました。最低気温で0度以下にならなかったので、冬の日差しは強くないという事もあり環境慣らしを特にせず、外管理していました。

8日目
8日目、銘月が霜焼け

8日目、寒さに弱い黄色系多肉の銘月の事忘れていました……カット苗では寒さにより弱くなるので当然やられます。同じ苗でも条件を満たしていると多少寒さに強くなります。その条件とは根をしっかり張れている・環境に慣れている・水を切り気味にしている事です。

この日以降、実験中の多肉は夜間のみ室内管理(暖房なし)にしました。ある程度温かくなってきたら、また完全に外管理に戻します。

15日目
30日目

15日目まではそこまで紅葉に変化はなく、30日目にして①多肉の土の火祭りが少し成長してきた。

紅葉度合いは極端に変わる程ではないですが、②鹿沼土→③かる~い培養土→①多肉の土の順で濃くなっています。

38日目

38日目、①多肉の土の火祭りは明らかに成長してきています。②鹿沼土と③かる~い培養土はサイズ感は同じくらい。一見③かる~い培養土の火祭りが小さく見えるかもしれませんが、土が沈んだだけなので、沈んだ分を考慮すると大きさは②鹿沼土の火祭りとさほど変わりませんでした。

銘月と名無し多肉は、紅葉度合いも大きさもさほど変化はなかったです。

65日目

65日目、①多肉の土の火祭りと③かる~い培養土の名無し多肉が成長してきました。銘月は時が止まったかのように変化がなかったです。

76日目真上
76日目横

76日目にして、1番紅葉度合いがあまかった①多肉の土より、③かる~い培養土の方が紅葉がさめてきました。しかも色あせたような色……。

名無し多肉は①多肉の土と②鹿沼土に比べ立派に成長してきています。③かる~い培養土の火祭りは2番目に大きいです。まとめると下記の通りです。

火祭りで比較すると

紅葉が濃い順:②鹿沼土→①多肉の土→③かる~い培養土

苗の大きさ順:①多肉の土→③かる~い培養土→②鹿沼土

名無し多肉で比較すると

紅葉が濃い順:どれも特に違いはない(今回紅葉しなかったのは購入する前からの肥料が抜けきれなかったのが原因かもしれません。)

苗の大きさ順:③かる~い培養土→②鹿沼土→①多肉の土

銘月で比較すると

紅葉、大きさ共にどれも変化なし(実験失敗、すみません)

紅葉を最優先の育てるのであれば②鹿沼土。水やり回数を気をつければそこそこ成長します。

バランス良く成長させたい場合は①多肉の土。(多肉によっては成長のしやすさに差があります。)

紅葉よりも成長重視なら③かる~い培養土。

といった感じでしょうか?

どんな風に育てたいかで土を選んでみたり、ブレンドしてみてはいかがでしょうか?

【多肉が大きくなる?】鉢の大きさによる成長の違いを比較〈実験シリーズ③〉

苗を大きくしたい時は鉢を少しずつ大きくしていくのが良いとされていますが、鉢を大きくする事によりどれぐらい成長に影響があるのかを実験してみました。

苗に対して極端に大きい鉢は、水やり後の土がなかなか乾かず、蒸れる原因になるので程よい大きさの鉢で試してます。

1月4日実験

実験開始の時季が1月4日と冬だった為、冬が成長期の愛染錦を使用しています。大きさが全く同じものは揃えられなかったのでサイズを測り、何㎝大きくなったかで、成長度合いを比較したいと思います。

大きさを測る時用に印

いつも図る場所が同じところから測れるように、裏に印を付けました。

鉢サイズ

鉢サイズは写真をご覧頂いた通り。

①直径5.5㎝、高さ4.5㎝

②直径6㎝、高さ6.5㎝

③直径7.5㎝、高さ7.5㎝

使用した土は、アエオニウム属は水好きが多いので培養土100%です。置き場所は西側の日当たりが良い軒下です。

水やりは凍結のリスクがある時季になってきたので、最低気温が3度以上の日が3日間以上は続く状況で行います。ただしあまりに水切れを起こしてきた場合は気温関係なしに水をあげるというようにしました。

2月9日
2月24日

最低気温が3度以上の日があまりなかった為、水やりが出来ずせっかくの成長期でもあまり変化が見られませんでした。

3月17日

3月になると暖かい日がだいぶ続くようになったので、水やり回数を増やしました。すると苗に変化がありました!

①の2.3㎝苗→3.1㎝(0.8㎝サイズアップ)

②の3.0㎝苗→3.9㎝(0.9㎝サイズアップ)

③の3.7㎝苗→4.8㎝(1.1㎝サイズアップ)+子株

3月17日、大きさ比べ

①と③を比べるとその差は0.3㎝。凄く差があるわけではないですが、③は子株が出来てたので、子株が無かった場合、もっと大きくなった可能性があると思います。

もう少し観察を続けていきたいと思います。

多肉を大きくする為にはどの方法が効果的か実験〈実験シリーズ④〉

お気に入りの苗をとにかく大きくしたい!でもどんな土が効率よく大きくしてくれるんだろう……そう思った事はありませんか?

厳選した土を使用して、12種類の方法で育成実験をしてみました。

三種類の土
使用する土
使用するブレンド土

1.培養土100%

2.多肉植物&ミニ観葉の土

3.鹿沼土(細粒)100%で水やり回数週1ペース

4.オリジナルブレンド土(鹿沼土、赤玉土、培養土、くん炭 3:2:2:1)

5~8.肥料入りの1~4の土

9~12.水やりは全てハイポネックス水+1~4の土

実験で使用する化成肥料とハイポネックス
まとめ記事セキエイ
実験で使用する苗セキエイ

フリマサイトより購入したセキエイという名のエケベリア属の多肉を使用して実験したいと思います。根の長さはある程度揃えるべくカットしています。

まとめ記事2月14日 セキエイ
2月14日
2月14日実験スタート

鹿沼土(水やり週1)以外の土は全部の土が乾いたタイミングで一気に水をあげます。

直射日光の当たる軒下で管理します。

まとめ記事 3月9日セキエイ横
3月9日
3月9日

大きさはさほど変化なし、鹿沼土100%水やりペース週1(中段の右から2番目)は、ちょっと白っぽく色が抜けてきたような?

もう少し変化があった時載せます。

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