ホームセンター(以降ホムセンと略します)で多肉が販売されていますが、サボテンの仲間という事でなのか、置き場所がなくてなのか、室内に並べられている事が多いです。
しばらく売れないと当然、日光不足になり徒長したり、虫が発生するなど苗の状態があまり良くない事が多いです。
そんな入荷してしばらく経っていたであろう、日光不足の苗を使って実験してみたいと思います。
この実験でわかる事
・土が多肉の紅葉に影響を与えるのか分かる。
多肉植物が日光不足になるとおきる問題(苗が弱る、紅葉しない、徒長する)
多肉は日光不足になると、苗が弱る・紅葉がさめる・日差しを求めて徒長するといった変化が起きます。
ご注意:室内でしばらく管理していた場合、外の気温や日差しに慣れていないので急に外に出したままの状態にする事は危険です。環境が急に変わりすぎると最悪の場合、枯れてしまいます。
徐々に外の環境に慣らしていく必要があります。
夏場に緑色になる事に関しては問題ありません。紅葉や銀杏等と同じで、寒くなる事で紅葉しているので、夏場は一部の苗を除いてはほとんどが緑になります。
また、多肉の種類によっては木立や茎立つ種類もあります。※木立が茎が木質化している状態の茎で、茎立ちは木質化していない茎です。金のなる木やアエオニウムは木立しやすく、乙女心・ブロンズ姫・秀麗等は茎立ちしやすいです。
徒長と茎立ちの違いは、徒長は苗の形が崩れた状態で茎が延び、茎立ちは苗が整っている状態で茎が伸びる状態です。
そんなこと言われても、
初心者だから徒長なのか茎立ちなのか見分け方が分からないニャ。
ネットで同じ苗の写真を検索して、たくさん見比べると分かりやすいニャっ。
多肉植物を育成するうえで、土の違いについて
日光不足の苗と、選抜して3種類の土を用意しました。
土の種類:
①花ごころさんの「多肉植物&ミニ観葉の土」
②水はけ抜群の「鹿沼土(細粒)」
③花や野菜等にも使える「元肥入りかる~い培養土」
の3種類です。
選んだ理由:
①「多肉植物&ミニ観葉の土」は、プロが考えたブレンド土だから、よく育ち綺麗に紅葉すると思い選びました。
②「鹿沼土(細粒)」は、水はけ抜群で冬場は凍結、夏場は蒸れのリスクが下がるメリットがあり、水が切れやすいので、育てやすく紅葉もしやすいのではないかと思い選びました。ただ、水はけがかなり良いので他の土より水やり回数を多めにしないと苗が小さくなりやすいので注意が必要です。
③「かる~い培養土」は、水もちがよく大きく育てるのに適しています。ただ、肥料入りなので紅葉ぐあいがあまり良くないのではないかと思います。肥料有りでは紅葉にどんな違いがあるのかをご覧頂きたく選びました。
こちらの土は、水もちがいいので水やりが多いと、凍結や蒸れのリスクが高まるのでご注意!
↑↑ちょっとしか入ってなくていいお値段、その分期待値高め
育成実験に使用する多肉をご紹介(名前不明、火祭り、銘月)
上段:名前不明
中段:火祭り
下段:銘月
※銘月が写真だと黄色に見えるが、実際は緑ぎみです。
多肉植物を綺麗に紅葉させる為の条件5箇条
①直射日光をよく当てる
②最低気温8度以下
③根詰まり
④肥料を与えない(全く紅葉しないわけではないが、色付きが肥料無しで育てた場合と比べるとあまり良くない。)
⑤水やり回数をかなり少なめにする。
実験用の多肉の状態について
条件を揃えるため根の長さをカットして均一にし、銘月だけは根付きを用意できずカット苗を使用。
2023年元旦に実験スタート、植え付け後すぐ鉢底から水が溢れるぐらいの水をあげ、冬で日差しが強くないので、直射日光がよく当たる西側の軒下に置きました。
ここ数日の平均最低気温は0~3度、最高気温は10~13度。晴れの日がずっと続いてます。室内環境でカケしばらく過ごしていても、これぐらいの変化ならギリギリ耐えられる?と思い、じゃっかんカケでしたが環境慣らしをする事もなく、しょっぱなから外管理開始。
※真似はしないほうが良いです。カット苗や寒さに弱いタイプ、繊細な苗もありますので、徐々に環境に慣らした方が安全です。
並び順は左から③培養土、②鹿沼土、①多肉の土 ※順番が入れ替わってすみません💦
名無し多肉は元旦と2日後(1/3)、水切れがあまりに酷かったので短期間で再び午前中に水やりをした。
水切れをおこしてると葉にシワがでて、苗全体を摘まむように触るとふにゃっとします。水を吸うのにおおよそ1~3日間かかります。
※水切れが酷い場合は、土が乾いては水やりをするという工程を何度かする必要があります。
ある程度回復したら、冬にあった管理の仕方で育てて観察していきます。
後日追記:
もしかしたらこの記事を読まれて途中であれ?と思った方がいらっしゃるかもしれません。そう、カット苗の銘月です。
1月8日、、、やらかしました。カット苗や銘月みたいな黄色系多肉は寒さに弱い事を忘れてて、最低気温でも0度だから大丈夫と、霜よけ対策もせずそのままでした、、、その結果、霜にやられ写真のような痛々しい霜焼けに、、、。
同じ銘月でも、1年でも環境に慣れていたり、根をしっかり張れていれば、0度ぐらいでも大丈夫だったりしますが、室内の温かい環境で日光も当たらず何日も過ごしてた銘月には、この環境は厳しすぎました。
反省をしてこの日から(実験の兼ね合いもあるので火祭りと名無し苗も含め)夜間のみ銘月と共に暖房の効いていない玄関内に避難する事にしました。
実験用の多肉の変化を予想
①の多肉の土と、②の鹿沼土は紅葉ぐあいは同じで、成長は若干①多肉の土の方が大きくなるかと予想、 ③の培養土は肥料が入ってるので色付きが他の2種類と比べるとあまいが、1番大きくなるのではないかと思ってます。
我が家の多肉さん(エレンorエレイン、カンテ)
お迎えした時についてた名前がエレン、エレインという名前の多肉はあるのは知ってるがエレン・・・同じ多肉なのに名前が微妙に間違ってる事もあれば、海外式での名前や和名だったりと、多肉には呼び方がいろいろある・・・今回の場合はエレインの間違いなのではないかと思ってます。※後日調べたらエレンという多肉販売していました😅
エケベリアの女王と呼ばれているカンテ様。
女王と呼ばれるとだけあって、ブルームという白い粉をまとい、上手く育てれば30㎝程の大きさまで成長をする大型品種。
どこか気品があってとっても素敵なカンテ様。交配でアフターグロウ、ネオンライト、ブルーライト、ピンキーも生み出しています。
そんなカンテ様はとってもお水好き。育成方法にコツがいるようで、カンテ様は好きだけど上手く育てられないという話はチラホラ聞きます。
いつかカンテ様を使って実験してみていなと思い、追加購入しました。実験スタートするまでの間に枯らさないよう気をつけます😅
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