まだ寒い日は続いてますが、私の住む地域では最低気温がマイナスになる日はだいぶ少なくなりました。日中も日が出ていれば温かく感じます。春が近づいてきてますね。
春と言えば多くの多肉が育成期を迎えます。この時季は多肉を増やすのにもってこいの時季です。そこで、今回は多肉植物の増やし方についてご紹介していきたいと思います。
多肉植物を増やす方法:葉挿し
葉をもぎって土に挿す方法です。
沢山増やしたい時に向いています。出来るタイプと出来ないタイプがあります。
主に虹の玉やパープルヘイズ等のつぶつぶ系多肉や、月下美人やオレンジモンローのようなむちむち系多肉等に適しています。ダスティーローズやゴールデングロウ、シャビアナのような葉も葉挿し出来ます。
つぶつぶ系やむちむち系多肉がどんなもの?と疑問に思った方は、過去の記事にタイプ別に多肉を紹介した記事が御座いますので、もし宜しければご覧下さい。↓↓
爪系のアガボイデスの場合、苗の元の葉ではなく、花芽があがる時に伸びる棒状の茎のところに小さな葉が付きます。その葉をうまく取れれば、そちらも葉挿しが出来ます。
※葉挿し出来そうな葉でも、成功率は多肉によって異なります。
つぶつぶ系多肉の乙女心ですが、葉挿し成功率は低いです。
また薄葉系多肉も全部とは言いませんが成功率がかなり低いのと、斑入り多肉も葉挿しにはむいてません。先祖返りといって、斑入りだった遺伝子が引き継がず、斑なしの状態で出てきます。
オーロラは虹の玉の斑入りと言われてます。オーロラを葉挿しすると、葉挿ししたもの全部ではないかもしれませんが、ほとんど虹の玉に先祖返りしてしまいます。
多肉植物を増やす方法:茎挿し
多肉の茎の部分を胴切りして土に挿して増やす方法です。
残った親株からは新芽がでます。
出てくる箇所はカットした切り口ではなく、それ以外のところから新芽が1、2個程度出て増えます。
※私は日差しがキツイと感じない限り、特には気にしていませんが、胴切りする事により今まで葉で隠れていた部分(切り口や残った葉の箇所)に、直射日光が急に当たるようになる為、多肉が焦げる事があります。
心配な方は、日差しが少しだけ柔らかい所に一旦移動させて、少しずつ環境慣らしをしていき、夏じゃなければ直射日光の当たる場所に戻しましょう。
多肉植物を増やす方法:株分け
1つの苗から数個、子株が出て3㎝ぐらい大きくなってきた時に切り離して植える方法です。胴切りとあまり変わらない気がしますが、株分けは根が付いた状態で分け植え替える方法です。
根が生えていなくても、子持ち蓮華や、センペルビウムのようにランナーというへその緒みたいなもので繋がった先にある子株を切り離す時も株分け??……にあたるんじゃないかと私は思っています。
増やすというより、それぞれの苗を大きくしたい時に向いているやり方だニャ~
1つの株だけにする事により、栄養が分散してたのが1点に集中するので、大きくなるよ。
多肉植物を増やす方法:種
種を取る目的がない限り苗を守る為、基本的には花芽があがったらカットした方が良い花ですが、増やしたい時や交配したい時には、わざと花を咲かせて受粉させます。
受粉したら、日差しは当たるが、雨の当たらない場所で管理します。数週間しっかり乾燥させると花芽があがる時に伸びた棒状の茎が干からびてくるので、そのタイミングまで乾燥させます。
そのころには、種も良い感じに乾燥して出来上がっています。
種の撒き方は、今後アップしますので恐れ入りますがお待ち下さい。
多肉植物を増やす方法:まとめ
葉挿し:出来るものと出来ないものがありますが、増やしやすく成功率はそこそこ高いです。
胴切り:葉挿しより数は増やせませんが、成功率はかなり高いです。また、斑入り多肉はこの方法で増やした方が先祖返りしにくいです。
株分け:子株が増えた状態のものを、根付きで分け1つの苗にする事により、増やすというより大きくしたい時に向いている方法です。子株は既に出てる状態なので、子株がかなり小さい時に無理に株分けしなければ、成功率は1番高いです。
種:育成に成功すれば1番増やせたり、オリジナルの苗が作れる方法ですが、この4通りの中で1番成功率が低いです。
いかがだったでしょうか?
増やし方は4通りありますが、それぞれメリットとデメリットがあるので、多肉とご自身に合った方法で増やしてみて下さい😊
沢山増やせますように~
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