多肉を水耕栽培で育てたらどんな感じになるんだろう?と気になった事はありませんか?
土がなければその分のコスト削減や土に虫が発生する事へのトラブル回避、水やりのタイミング考えなくて済むなんてメリットがあるかもしれません。他にも蒸れが心配な時は水から出して涼しい場所で管理、冬は根に水を浸けないで蒸発する時の水分だけで水やり?をすれば管理が楽チン?なんてメリットもあったりするかもしれません。
土無しで育てるとどんな風に育つのか実験してみたいと思います。
多肉植物の水耕栽培について実験
使用する苗は乙女心ちゃん。紅葉すると先端が頬っぺたを赤くしたみたいに染まります。茎立ちしやすいタイプなので寄せ植えする際は比較的後ろ側に配置した方が良いと思います。
2月28日カット苗で実験スタートします。ただし、根が生えるまでの間は水腐れが心配なので水には浸けません。全部の苗に根が生えてから水に浸けます。
水の浸け方についてですが全部で3通りの方法でやってみたいと思います。
ハイポネックスを混ぜた水に浸けっぱなし:土がない事により栄養が水のみに頼る事になるので成長が遅くなるのではないかと思い、液肥というドーピング行為をしたいと思います。果たして違いは現れるのか?
水にずっと浸けっぱなし:水に浸けっぱなしで成長してくれたら、いつ水をあげたら良いんだろう?と気にしなくて済み楽になりますね。また、いざという時はすぐ引っこ抜いて避難できるので、蒸れやすい時季と凍結しやすい時季には良いのかなぁ??と思います。……お名前別に分けている場合は管理が面倒な予感😅
水に5日間だけ浸け、2日間は乾燥期間を設ける:水に浸けっぱなしだといつでも水を吸えるという事で多肉の吸い込む力が弱まり、大きくならないのではないかと予想。そのため乾燥させる期間を設けたいと思います。こうする事により、多肉も「喉乾いた~、水をくれ~っ!」というスイッチが入り、水をいっきに吸い込む事により大きくなるのではないか?という作戦です。
3月17日に3個とも根が生え揃いましたので、ハイポネックス水や水に浸けて水耕栽培を開始します。根も呼吸すると聞いた事があるので、水に浸ける部分は少しだけにしています。水が汚れると菌が多肉に入ってしまう可能性があるので毎日交換したいところですが、沢山の苗を水耕栽培した場合に全部の水を毎日交換するかな?と考えた時に交換しないだろうなと思い、水は週1回で交換します。
3月17日、根がだいぶ伸びてきました。土に植えた乙女心と水耕栽培した乙女心とで根に違いがありました。
土栽培の乙女心は赤く太めのしっかりした根が生えています。
一方水耕栽培の乙女心はか弱そうな根が生えています(3月28日)。これが水耕栽培向きの根なのかな??
①ハイポネックス水・②水だけ、浸けっぱなし・③水に5日間浸け2日間は水から取り出し乾燥させます。
4月5日、肥料入りの①ハイポネックス水に浸かっている乙女心が気持ち大きくなったような気がします。
4月8日、桜も満開に咲きほこる温かい気温になり週1ペースで水を全部取り換えていましたが、肥料入り①ハイポネックス水が1週間ももたずに緑色に濁るようになってきました。温かくなってコケが生えやすくなったようです。でも、毎日水を取り換えるとハイポネックスをかなり消費しますし、多肉の魅力の1つ、手をあまりかけず育てられるのが良いところでもあるので、コケが生えようが週1ペースの水交換でそのまま継続することにしました。
4月18日、10日前では気持ち①ハイポネックス水に浸かっている乙女心が大きくなったような?というわずかな違いのレベルでしたが、確実に大きくなっていると確信が持てるレベルまで大きさの違いを感じるようになってきました。①②は根がしっかり生えてきているのに対して、③水だけで週2日は水揚げして乾燥させる乙女心は根があまり伸びていないです。しかし、先端の色は①②に比べて赤みが1番残っている気がします。
5月6日、肥料入り①(ハイポネックス水)と③(水だけで週2日は水揚げして乾燥させる)の苗の成長に大きな差が出てきています。そして①の水はコケで濁るスピードも速くなってきています😭コケが生える事により成長に悪影響は今のところ現れていませんが、菌の活動がもっと活発な時季に入った時、どう変わってくるか今後も観察したいと思います。
我が家の多肉さん:チワワエンシス?桃太郎?
桃太郎かなぁ?と名無しの状態で購入しました。先端の爪が紅葉して桃太郎が好きな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
桃太郎はコロラータ(リンゼアナ)×チワワエンシスの交配苗(掛け合わせ)です。チワワエンシスの遺伝子が入っていますので見分け方が難しいです。ネットで違いについて調べたところ、同じく見分け方について悩んでいる方がいらっしゃいました。私だけじゃなかったのね、とホッとした気持ちで見分け方について調べているとそれらしき記事を発見!どうやら花の形が違うそうです。チワワエンシスの花は細めで桃太郎の花は太めだそうです。
………………花芽を落としちゃった😭まさか花で見分けられるとは……
花芽と言えば花を咲かせると体力を花にもっていかれ苗が弱ってしまったり、最悪枯れてしまうという事があるので、種を採取する目的がないなら花が咲く前にカットせねば!という使命感があります。なので、この子も花芽があがってきた頃に当然カットしてしまいました🥲
「あなたはだぁ~れ?桃太郎さん?」と確認ができるのは次回の花芽があがった時になりそうです😅
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