斑入り多肉は紅葉すると綺麗ですが、育てるのが難しい・溶ける・どうしたら上手く育つのか分からない。なんて事ありませんか?この記事ではそんな斑入り多肉について育て方や増やし方、何故育成が難しいと言われてるのか?お伝えしたいと思います。
斑入り多肉とは?斑入り多肉と斑入りじゃない多肉の違い
斑入りの多肉:
斑入り(別名:錦)は葉緑素が無い・少ない部分の事で、縦に薄い縞のように入っている事が多いです。紅葉していない時は縞の存在感はさほど無いですが、紅葉するとピンクやクリーム色等に染まり、華やかになります。
斑入りではない多肉との違い:
葉緑素が無い・少ない為、斑無しに比べ光合成が上手くないので成長が遅く、焦げやすいです。
斑入り多肉を初心者が育てるのは難しい理由:管理場所が難しい・弱いのが原因
上記で述べた通り、斑入りは光合成が上手く出来ない為、焦げやすい・溶けやすいです。
斑入りでも全体にしっかり斑がまわっているタイプと、中途半端に斑が入っているタイプとあり、この中途半端の斑入りは日光浴が足りないと斑が少しずつ消滅し、斑が復活する事はなく先祖返りしてしまいます(先祖返り:斑が入っていない元からある品種)。斑がしっかりまわっているタイプは多少日光不足な状態が続いても、日光にほどよく当てると斑が復活します。しかし、焦げやすい・溶けやすいという弱点がある為、焦げないギリギリの明るい場所を見つけないといけません。この加減が難しいと思います。
斑入り多肉の増やし方は胴切りか種
葉挿しは高い確率で先祖返りすると言われています。成功する事もありますが成功率が悪い為、胴切りや種(自家受粉)から育てた方が成功率が高いです。
斑入り多肉の管理方法
日差しが少しでも強くなってくる時季からは直射日光に当ててないようにします。
斑入り多肉にとって夏のように強い日差し:4月中旬ぐらい~10月末までの斑入り多肉の育て方
棚下の奥側や遮光カーテンの下、日照時間が少ない場所等で管理します。
冬の優しい日差し:11月~4月上旬ぐらいまでの斑入り多肉の育て方
冬の日差しが優しい時季は直射日光に当てます。この時季だけは他の普通の多肉と変わりはありません。直射日光によく当てて紅葉をさせましょう。
紅葉している葉としていない葉の成長の違いはあるのか?<実験シリーズ①>の続きスタート
これまでの様子はまとめ記事に載せています。今回はその続きとなります。
これまでは土に植えていない状態での実験でした。今回から土に植えて成長の違いを見ていきたいと思います。
土に植えての実験は3月22日からスタート。今回はオリジナルブレンド土にしてみました。置き場所は軒下で日差しが14時ぐらいまで当たる場所に置いて管理しています。
培養土の方が栄養があって葉挿しのうちは良かったかな?と後々思いました😅
上段紅葉していた葉①水有りだった葉挿し②水なしだった葉挿し、下段紅葉していなかった葉③水有りだった葉挿し④水なしだった葉挿し。
3月26日、なんと4日目にして③水有り紅葉していなかった葉挿しの銘月の葉挿しが前日の強風によってどこかに逃走!周りを必死に探すも見つからず途方にくれました🥲いったいどこにいってしまったの?せっかく今まで実験してきたのに……😭でも風もおさまっていたので、この後こりずに吹き飛び防止をせずただ軽く挿し直ししただけにしました😅ズボラ…
3月30日あの子(③の銘月)が居なくなって5日目。「戻って来ないかな……」と思いながら観察。成長ぐあいは写真のとおりです。②紅葉していた水なし葉挿しは成長が遅い気がします。この日の夜、再び強風が吹いていました。
4月1日、なんと逃走してから7日目。居なくなっていた③の銘月らしき葉挿しが前夜の強風によってどこからか戻ってきました。勿論落ちていた場所は探した場所でした。「もうっ!どこ行ってたの?心配してたんだから!」ともう逃走しないよう針金を曲げたフックで逮捕!これで強風で逃走する心配はなくなりました😊
4月14日、②紅葉水なしだった葉挿し以外さほど成長の差は感じず①③④の葉挿しの芽が成長してきました。
4月18日、②紅葉水なしだった葉挿しの銘月がジュレってお星さまになりました。
4月23日、まさかの①紅葉水有りだった葉挿しが若干他の葉挿しに比べ成長ぐあいが良いような?③④の紅葉していなかった葉挿しは成長ぐあいはさほど変わりないように感じます。②紅葉水なしだった葉挿しは相変わらず成長がゆっくりでした。
また変化がありましたら投稿します。
我が家の多肉さん
黒法師錦という名前でフリマサイトから購入した多肉さん。実はこの子にそっくりさんだけど名前は違うアエオニウム属は結構あります。大きくなるにつれ、黒法師錦か?と疑問を抱くようになってきました。というのも、黒法師錦は模様がもっと黒っぽく葉も深みのある赤に染まり、艶っぽい葉をしているのが黒法師錦という認識があるからです。フリマサイトで購入した多肉は、育てていくうちに名前が違うかも?と思う事ってタニラーあるあるですかね?😅ネットで購入するならフリマよりショップの方が確実かもしれません。
以前ご紹介したピンクウィッチさんは色鮮やかさが増してきました。同じアエオニウム属なので形は似ていますが、こちらはその名の通りピンクに紅葉します。ハッキリした色なので棚の中に並んでてもひときわ目立ちます。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、今回のアイキャッチ画像や鉢の大きさによる成長の違いを比較という実験③で使用した苗と同じ品種の苗です。紅葉してくると斑の部分が淡いクリーム色に染まり、斑の面積が大きい苗は全体がその色で染まって存在感を増します。 私自身は全部が染まってしまうより写真の愛染錦のように葉緑素が少し残って模様として出てくれる方が好みです。3種類の錦(斑入り)を紹介しましたが、色の現れ方が違って面白いですね。
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