コロナ渦で園芸をはじめた方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
多肉植物をこれから集めて育てたいけど、どこで購入したら良いか、購入後の管理方法等、初めのうちは分からない事もあると思います。
そこで購入から購入後の管理方法まで、話をまとめてみました。
この記事を読んで分かる事
- 購入できる場所
- 苗を選ぶ時のポイントや注意点
- 虫が付いてた苗を購入してしまった時の対処方法
- 購入後の植替えのやり方
- 植え替えた後の管理方法
多肉植物の苗はどこで販売しているか?購入する時の注意点
多肉っって可愛い💕
沢山お迎えしたいな😆
任せて!購入方法と気をつけるべき注意点を伝えるね。
多肉植物を購入できるところ
以前は限られた所だけでしたが、現在はホームセンター、ダイソー(店舗や時季にによっては扱ってない店もあります)、多肉ショップ、フェス、インスタ、メルカリ、通販等々だいぶ増えました。たまに道の駅等意外な所で見かける事もあります。
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購入する時の注意点
もし実物を手にとって見れるなら、是非チェックしてほしい注意点が4点あります。
それは、①虫が付いていないか、②弱っていないか、③徒長していないか、④顔違いについてです。
①虫がいないかどうかのチェック:
よくあるのは、小さな綿みたいなふわふわした白い粉らしき物体が、付いていないかのチェックです。この白いゴミにも見える物体の正体は、多肉から栄養を吸いとりながら成長するカイガラワタ虫。そのままにしておくと、多肉から栄養を吸い取りそこから菌が入って、枯らしてしまう原因にも繋がります。カイガラ虫や他に虫がいないかよくチェックしましょう。
②弱っていないかチェック:
葉にシワがよって水切れをおこしてる程度なら、水をあげれば復活するので、それぐらいなら良いですが、葉っぱが数枚透き通ってブヨブヨの状態にジュレってたり、枯れる寸前のもの、異様な色をしていたら、その苗は弱っているので購入しない方が良いです。
※ジュレってるとは、葉が半透明に透き通って、触るとブヨブヨの状態の事です。
③徒長していないか:
苗の形が崩れて、茎が間延びしていたらそれは徒長苗です。仕立て直ししない限り、間延びした徒長苗は直らないし、日光浴が足りていない為、弱ってる事が多いです。購入を控えるか、仕立て直しして徐々に環境慣らしが必要です。
④顔違いについて:
エケベリアは同じ品種でも葉の形に若干違いが出る事があります。
葉が丸みをおびてたり、フリフリと葉の揺れがあったり、細身で尖ってたりする葉だったりと、よく見比べると違いがあります。
特に実生苗は顔違いの子が出やすいです。見比べてみてお好みの子をお迎えしましょう。
多肉に虫がついた苗を購入してしまった時の対処方法
先程お伝えしたカイガラ虫が居た場合や、居そうな時に有効なのが、オルトランDXです。
まず、鉢から苗を取り出します。
※土の中にも虫がいる事もあるので、土は出来るだけ取り除き処分して下さい。
苗を薬液を漬ける為、バケツにオルトランDX水和剤を入れ、水を注ぎオルトランDXを溶かして、その中に苗を入れ、全体を薬に漬けてしばらく放置。私は30分ぐらい~(水が足りてない苗なら)1日漬けこんでます。
オルトランDXを根から吸う事により、多肉がカイガラ虫から強くなります。※ただし、有効期限は1ヶ月とされてます。
根がないカット苗だとしても、寄生してるカイガラ虫に効きます。
アブラムシや他の虫が付いてる場合は、オルトラン風呂から取り出した後いったん乾かし、ベニカXファインスプレーを根を含む苗全体的にかけましょう。私は付いていなくても念の為かけます。
※苗がしわしわで水切れを酷くおこしてるようなら、薬剤がキツく効きすぎてしまうので、先に水を吸わせて、水切れを少しでも解消させてからベニカスプレーをかけると良いです。
水を吸い上げるのに1~3日程かかります。水切れが酷いともっとかかる事もありますが、水に漬けっぱなしもよくないので、どんなに長くても2日以内にしといた方が良いです。
以上の事が済んだら、乾燥させてからいよいよ植替えです。
多肉植物の徒長苗の扱い方や、カット苗、抜き苗の植え方
徒長苗、カット苗、抜き苗、全て植え方は同じです。
徒長苗は、茎の長くなってるところでカットしておく。植え方は土に挿すだけ。
植える為の手順:
穴の空いた鉢の底に鉢底ネットを敷く→鉢底石、または軽石を鉢の1/5〜2/5程入れる(省略してもOK)→多肉植物用の土を鉢いっぱいまで入れる→オルトランDX(顆粒)を土の表面にパラパラまく→ピンセットで苗の茎、もしくは根を挟み、土の中へ挿す。
鉢が小さい場合、鉢底石を入れてしまうとあまり土が入らなくなってしまうので、その時は鉢底石は入れないでね。
多肉植物を植替えした後の管理方法について
販売している場所が室内だった場合や、郵送されてきた苗は、しばらく直射日光に当たっていなかった為、急に直射日光に当てると焦げてしまったり、体調不良を起こす事があります。
冬の日差しはまだやわらかいので、大丈夫な事もありますが、日差しの強い時期は特にこの現象が起きやすいです。
また、今まで居た気温とかなり違う場合も、環境慣らしが必要です。
冬の日差しは焦げにくく安心かと思いきや、カット苗や寒さに弱い苗、まだ根があまりない苗は、育成環境が今までと違うと、気温の変化に慣れていない為、体調不良を起こします。
それは暑い季節も同じです。徐々に新しい環境に慣らしていきましょう。
環境慣らしをしないで寒さに弱い苗を霜に当てると写真のような痛み方をしたり、急激に苗の状態が悪くなったりします。
なので、いきなり直射日光が当たる場所や極寒な環境、暑い環境に置かないで下さい。
焦げ対策は、はじめの10日間ぐらいは、直射日光の当たらない明るい場所で慣らし、その後は徐々に直射日光の当たる場所に移動しましょう。※真夏の場合は直射日光は日差しが強すぎるので遮光ネットの中へ。
寒さ対策は夜間の間と0度を下回る時だけ寒さ対策をしてあげましょう。
暑さ対策は、風通しが良い所で暗すぎない日陰から徐々に明るい場所へ移動して、暑さに慣らしましょう。暑い時季の風通しは特に重要です。
多肉植物の水やりのタイミングについて
植えた後の水やりですが、徒長苗、カット苗、抜き苗も鉢底から水が出るぐらい、たっぷり水をあげます。
※暑い時季は菌が繁殖しやすいので、植えた後は数日あけてから水やりした方が良いと思います。
基本的に次の水やりは土が完全に乾いて、数日経ってからです。その時に、苗の様子を見て、シワが出てたり、触ってフニャっと柔らかく、張りを感じられない時は水をたっぷりあげましょう。
※粉系多肉は粉が取れてしまうので触らない方が良いです。
シワもなく、張りを感じるなら土が乾いていても、あげなくても大丈夫です。
カット苗の場合は、まだ根が出ていない為、水やりは初回のみ、根が出たらその時水をあげましょう。1ヵ月近く根が出ないようなら、根が出てなくても、その時は水やりをします。それで様子を見て下さい。
根が出たかどうか、引っこ抜いて見てはいけません!確かめる方法は、指で軽く苗を横に押すと、根が出てきた場合は張りを感じ、根が出てない場合はグラッとします。
土が乾いた科どうか確かめる方法は、水やりをする前に鉢を持ち上げ、鉢の重さを覚えておくと、重さで土が乾いたかどうかの目安にもなりますよ。
多肉購入から購入後の植替えと管理方法について まとめ
・購入時、手に取って確認できるなら、異常がないかチェック。
・植え替え後は環境に少しずつ慣らす。
・水やりは土が完全に乾いて数日経ってから、苗の状態をみてあげるかどうか判断する事。
以上参考になれば嬉しいです。癒しの多肉ライフを楽しみましょう😊
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