多肉が最も紅葉する時季は冬。しかし、冬なのに紅葉していないという方向けに、紅葉していない要因について解説していきたいと思います。
紅葉させる為に必要な条件5箇条
①低い気温:最低気温8度で紅葉が始まり、5度以下で色が深まると言われてます。寒くなるともみじや銀杏が紅葉するように、多肉も寒さに反応して紅葉します。
②直射日光:真夏以外は直射日光をよく当てましょう。室内管理や外管理はしているけど奥まった場所に管理、直射日光には当てているけど日光に当たる時間が短い等、当てはまる場合は日光が足りていません。日光不足は紅葉しないだけではなく、徒長の原因に繋がります。直射日光をできるだけ長時間当ててあげましょう。
③無肥料:紅葉シーズンに肥料はあげてはいけません。他の紅葉条件をせっかく満たしていても、夏のように緑になってしまいます。無肥料で育てるか、もしあげる場合は紅葉シーズンまでに肥料が切れるようにあげる等の配慮が必要です。
④根詰まり:水を吸えない程の根詰まりは良くないですが、一定の根詰まりは紅葉が深く染まる条件の1つです。※根詰まりしていないと紅葉しない訳ではありません。ただ、本来の色を出したい場合は、植え替えは頻繁にしない方が色が濃い目に出て良いでしょう。
⑤水やり回数:元気がなくなるまで控えなくて良いですが、ある程度水やり回数を控えるのは紅葉させるのに必要です。元々多くの多肉は春秋が成長期のものがほとんどで、この春秋型の多肉は夏と冬は成長がゆっくりになり水をそこまで欲しません。なので、水やり回数をこの時期に減らしても問題はありません。
室内管理でも日光がよく当たるから大丈夫と思うかもしれないけど、直射が1番綺麗に染まるよ。
お日様の力ってそれほど大事なんだね。
実験シリーズ①に変化あり
【冬の葉挿し実験①】紅葉している葉としてない葉で成長の違いはあるのか?の実験シリーズ①に21日目にして変化がありました。
水なし葉挿しは水分が少し無くなり、シワが出てきてる葉もある中、水あり葉挿しは根が出ていないにも関わらず、シワはさほど出ていませんでした。
また、紅葉していない葉挿しから微量ながら根が出てきました。
この日は気づいていませんでしたが、水なしの紅葉していない葉から根が出てきていました。(月花美人)
2日後、紅葉していなかった水なし葉挿しから、根が生えてた事に気づきました。27日目にしてついに水なし葉挿しで紅葉している葉挿しから根が生えてきた。
予想では水ありの紅葉している葉の方が早いかと思っていました😅
30日目にしてようやく、水ありの紅葉している葉挿しから発根が確認されました。
発根順のまとめ
根が出た順
①水有り、紅葉していない葉挿し
②水なし、紅葉していない葉挿し
③水なし、紅葉している葉挿し
④水有り、紅葉している葉挿し
紅葉していない葉挿しは、水有りの方が早かったのに対して、紅葉していた葉挿しは、水なしの方が早く根が出た結果に!
根の出る順番は分かりましたが、個体差があるかもしれませんので、全部の葉から発根が確認されるまでどれぐらいかかるか、今後も経過観察していきます。
現段階では水有りで紅葉していない葉挿しが、3枚中2枚は発根しているので優位になっています。果たして追い上げてくる葉挿しは現れるのでしょうか?
それにしても、根が生えていない状態でも成長点からわずかな水気を感じて吸い込んでるんだなと、水有り葉挿しと水なし葉挿しのシワぐあいを見て今回分かりました。
それと室内管理にしたことにより、全体的に真緑になるかと思いきや、さほど緑にならずそれも新たな発見でした。
また変化があれば報告します。
我が家の多肉さん
2023年まで恋心という乙女心に形がよく似た多肉が存在していることを知らず、乙女心を育てていたら、1つだけ乙女心のように先端だけの紅葉ではなく、全体的にピンクに色が染まってきて何か異常な事が起きているのかと焦りました💦
我が家に来た時は緑だった為、気づきませんでした。その日たまたま見たYouTubeで恋心と乙女心の事を紹介しているのを発見!そこでやっと別の苗だと判明しました😅
それにしても恋心は人が恋した時の心模様を表し、乙女心は頬っぺたを赤く染めたみたいな紅葉の仕方でネーミングセンスが素敵だなと思いました。普及種は可愛い名前が多くて見てて面白いです。
ちなみに恋心と乙女心は粒々系多肉ですが、葉挿し率は非常に悪く失敗もしやすいので、もし増やしたいとお考えでしたら胴切りして増やす事をお勧めします。
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